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2004年8月 7日 (土曜日)

のだめカンタービレ

54a36b4c.GIFWolfgang Amadeus Mozart



Concerto for Piano and Orchestra #21 in C major (KV467),



composed- Wien, 1785



Friedrich Gulda, piano

Wiener Philharmoniker

Claudio Abbado, conductor





うつくしい。



何度聴いても美しい。久しぶりに聴いた。グルダはもうこの世にはいないのだ、と想いながら聴いた。これだけうつくしいと、そりゃ「神よ、感謝致します」と言いたくなる。が、神はいないのだ。すくなくともぼくの中には。たぶん。なんでこんなジメジメした島国で西洋文化を愛すのだろう?日本人にとってクラシックの存在は不思議としかいいようがない。そもそもクラシックとかモダンとか、歴史的時代背景を知らない。そう、わたしたちはポストモダニズムあるいはポストポストモダニズムという時代に生きているらしいのです。西洋文化的にいうと。東洋的には何なのでしょう?多神教他文化コラボ王道時代ですかね(笑)



いま、けっこぅ流行ってる少女漫画(変人クラシック音大ラブコメ?)「のだめカンタービレ」を読んだ。これは男でも楽しめると思う。個人的に現在の漫画界にはとても悲観している。かかさず読むのは井上雄彦さん作品ぐらい。少年誌の言葉使いや内容は酷いものだ。テーマがスポーツ、セックス、暴力、勝利、肉体的強さに縛られている。しかも夢もロマンも風刺もない。現代の男子は良品少女漫画読んだ方が良いんじゃないか?(っていうか成人したサラリーマンが少年誌に興味を持つより断然いい。別にいいけど電車の中はやめて下さいませ。)



この漫画は、音楽そのものをテーマとした内容は少なく、軽いかもしれないけど、ロマン派的なビジュアルのかっこ良さ、音楽のある生活や音楽で繋がる人々と家族を(笑いと一緒に)きちんと描いている。まあ軽いと言っても、今やドイツ人でさえ偉大な作曲家に無知な時代。この漫画にでてくる音大生のようにソナタ形式とはなんぞや?なんて深く知ろうとしなくても、やる気と技術とほんのちょっとした才能があれば、世界に羽ばたける一流になれるかも?:夢があるじゃないすか!



高橋留美子、桜玉吉、西原理恵子 、さくらももこ、井上雄彦、等に系統する擬音語(どよーん、とか、キーッとか)の面白さ、気の抜けた絵からくる4コマ落としのような笑いのセンスはオリジナル性が強い。絵もきれいです。オーケストラの演奏シーンの構図もトーンも迫力あってかっこいい。自由で革命的と言われるベートーベン3番の冒頭も聴こえたし、ブラームス1番の雷鳴と地響きのようなバイオリンとティンパニも聴こえた。この漫画家さん、けっこう凄いと思いました。



「のだめカンタービレ」 二ノ宮知子

現在第9巻まで

http://www.din.or.jp/~nino/comics/comics.html

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