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2007年7月15日 (日曜日)

このおっさん、いいなあ。

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 イチロー選手がマリナーズと契約更新した記者会見の一問一答記事を目にした。イチローはカッコいい。考える事も面白い。髪も黒い。なんだそりゃ?って感じですが、メジャーリーガーである前に、日本人であるアイデンティティを意識していると思います。イチローは”新しい侍”であり、今まさに新しい日本人像をつくりあげてくれていると思う。

 本来なら見た目とかカッコ良さ、なんて事は二の次だと思ってたんだけど、最近そうもいかないと考えるようになった。ぼくらの世代はカッコいい人はたくさんいた。様々なカッコいい人の中から憧れる人を自分で判断して選ぶ権利があった。今はどうだろうか?若い世代にとって、イチロー選手みたいなカッコいい芸能人やスターがいるのだろうか?そしてまた一方で、イチローの髪型や言動、バッティングからフィールドにいる時の癖まで必死で真似するような意思のある若者がいるのだろうか? いてほしい。いると信じたい。10年ぐらいから思うけど、若い世代に限らず、世の中茶髪が増えた。価値観が変わるのはいいけれど、見た目だけでなく中身を大事にしたいと考えるのは、ぼく自身が若者だった頃から変わらない。茶髪になり指輪をし、ヘアピンをつけたショートボブのような日本男児の中にも、頑固で意思のある若いサムライがいる事も信じたい。流されてたまるかって感じのする若者がいるのを。

 カッコいい人が少ないのだ、たぶん。若い世代に申し訳なく思うようになった。ぼくらの世代がカッコいいところを見せてあげないといけない。今の若い女の子にモテそうなジャニーズ系だのビジュアル系だの、それはそれで憧れるのも多いに結構なんだけど、見た目だけでなく思想とか感情とか、そういう中身のある魂とか情熱みたいのを見せてあげたい。イチロー選手程にはなれないかもしれないけれど、いいもの見せてあげられる男でいたい。ちょいワル親父みたいにイメージの先攻しがちな言葉だけが一人歩きするのは困る。”このオッサン、いいなあ!”でいい。とりあえず10年後、カッコいいおっさんでいたい、と思っている。

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