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2009年3月29日 (日曜日)

歴史の面白さ

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 山田芳裕先生の漫画:へうげもの、は最高に面白い。ここのところ、漫画の面白さを離れて、安土・桃山時代について歴史に興味が湧いている。この時代の人物は間違いなく、現代の日本人像へ続いているからだ。信長、秀吉、家康、の流れや、その時代の戦いが何の為に、どのように起きたという事を想像すると、最高に面白い。もともと、歴史は好きな性格なのです。そして、この3人に関わった千利休のめざした理想は、少々内向的な閉ざされた世界観かもしれないが、今の、そしてこれからも日本人というアイデンティティに必要なものに思われる。もちろん、ぼくにとっても大事な要素であることがわかった。

 自分探し→日本人の良さ、はよく頭の中で、無意識にも考える事なのだが、ぼくの中の黒の美意識は自然と利休につながっていたように思う。利休は茶匠ではあるが、実は日本人の美意識を作成したと言っていい。なんだが、もやもやしてたものがやっと具体化されて晴れ晴れしている。

 利休が愛した歌に、藤原家隆の歌があった。その歌を詠んだ瞬間だった。古代の人の声がそのままぼくの中に届いた。まさに、パズルの最後のピースがすんなりとその場に落ち着いた感じだった。こんな瞬間は初めての体験だった。

 花をのみ 待つらむ人に 山里の 雪間の草の 春を見せばや

 (花の咲くのばかり待っている人に、
  山里の残雪の間に萌え出る、若草の春を見せてやりたいものだ。)

 なんて上から目線! でもわかる。 言いたいこと、伝えたいこと、よくわかる。一般大衆の美意識ってなんだか単純過ぎて寂しいことと嘆きつつ、自然に励まされる自分のわびしい生き方。この歌を愛した利休もうなずける。
 
 家隆→利休→おいら。

 うわあ、すげえ! 繋がった!

 歌って写真に似てると思う。
 

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